ゲキ×シネ 朧の森に棲む鬼

新宿バルト9にて。
いやー素晴らしかった!
また一言目がそれかい、と言われるかもしれませんが、ホントに素晴らしかったんで仕方がない。つうか本当にね、終わった後に金曜までに会社を早上がりしてもう一度見に行けはしまいか、と考えてしまうほどに素晴らしかったのですよ。それくらい素晴らしい出来なのでした。ええと素晴らしい素晴らしい言い過ぎ。
ま、実際のところ仕事的に無理だよなぁ、残念。じゃあDVD買うか?でも家だと3時間ずっとテレビに向き合うのって中々できないんだよなぁ、性格的に。つうかやっぱこれは大画面で見るべきだよな。うううみたいなぁ。と思っていたのですが、どうも丸の内とイクスピアリでの上映も決定したようですね。(とはいえどちらもまだずいぶん先の話ですが。)ああ、これはまた見に行けと言う事ですかね。つうかみんな見に行くといいよ。ホント素晴らしいですから。
実際の公演ではチケットが1万円くらいだったと思うのですが、これならば出しても全然惜しくなかっただろうなぁ、と思って見ておりました。それが2500円で見れるのですから。しかも芝居であれば一番前の席でも見れないような役者のアップまで。(もちろんそこは自分が見たい箇所が見れないというデメリットもあるのですが今回はメリットの方が圧倒的に勝っていたな、という印象でした。)いやあ、ホント見に行くべきですよコレは。

しかしなんだ。ここまでで、素晴らしいと見に行けしか書いてないね。コレはお馬鹿な人の書く文章だね。これじゃああまりにもアレなので感想も少し書いておきますか。

ちなみにストーリーには言及しませんが少々ネタばれ風の向きがあるかもしれない事も書きますので興味を持って見に行きたいと思った方はちょっと注意していただきたい。








で、またすごい話になりますけどやっぱり主演の染五郎はすごい。殺陣の切れ味なんて同じ人間の動きか?て思うし見得を切る演技なんかはやはり歌舞伎役者だけあって惚れ惚れするくらいにカッコいいし、だんだんと狂気に蝕まれる演技も迫力あった。でも一番すげえと思ったのはサダヲだなぁ。終盤のサダヲは本当に白眉ものでしょう。あれは演出の妙もあったとはいえ鳥肌が立つと同時にやっぱすごい役者だよ、そりゃあこれは惚れるよなぁ、と思ったね。
他にも古田新太はあの体型で何であんなに色っぽくてかっこよく見えてしまうのだろうか、とか真木よう子真木よう子真木よう子!!とか。言い出すときりないです。
あ、あとあれだ。拍子木の音がすごく効果的で心地よかった。あれはなんだろうね、日本人の心なのかね。

とにかく絶対に見て損はないと思う。俺はメタルマクベスよりもこちらをこっちを進めます。メタルマクベスがつまらない、という訳ではないのだけど朧はちょっと別格なんじゃないのかな、とか思うよ。
とりあえず今週、余裕がある人は足を運んでみるといいよ!


しかしおれテンション高けえな。
何で高いのかと言うと今日買ったハルチンに影響されて一人酒をかっくらっているからなのでした。(嫁は夜勤)
さーて明日の仕事はまともに出来るのでしょーか!