矢野顕子 さとがえるコンサート@NHKホール

4年ぶりのアルバムakikoを引っさげた今年のさとがえる。
鍋の会、とこれが終わると年末が来たって気がしますねえ。

アルバム全曲をメインに据えた構成で全体的にジャジーな感じ。大人な感じでかっこよかった。
正直なところ、アルバムがあちらこちらで絶賛されているのを見て、うーむ、そこまでっすかねぇ。と思っていたのですが一曲目の「しまった」を生で聴いて初めて、ああこれはすごいかも、とドキドキしましたよ。
荒々しくてヒリヒリする様な気持ちとやさしく包まれるような感じが行ったり来たりでなんとも心地よい。

すごく前日にいろいろ無理をしているので途中、ついうとうととしてしまったりもしたんですが、それはそれで素晴らしく夢見心地な一時でした。

しかし途中で目が覚めた。マーク・リーボウとのセッションでやった「ROSE GARDEN」が圧巻だった。あれはすごいな、真剣勝負だ。歌声、ピアノ、ギターだけであんなにヒリヒリとした思いができるんだもの。ホントすごかった。

そして本編ラストもかなり強烈だった。民謡調の唄なんだけど矢野さんは力強くて、バンジョーで三味線みたいに弾くわ、ドラムは和太鼓みたいだわ、外人さんだけでラッセーララッセーラーってコーラスするわとにかく圧倒された。
あれは1stアルバム、japanese girl収録の「ふなまち唄PartI」らしい。古いアルバムは持っていないのでよくわからんのです。(実はROSE GARDENももってない。)
あー、両方とも音源で欲しくなってきたよ。

アンコールラストはakikoの中で一番好きな「変わるし」。これもCD以上にかっこよくチャーミングになっちゃってるしな。最後の最後まで幸せでしたよ。

終演後、ラーメンが食べたくなったので唐そばに寄る。
隣に座った方がチラシを読んでいたので、あーこの方も、なんて思ったり。
ラーメンをすすりつつ、あの歌のラーメンは何味なのか、と言うことを話していると隣の方も乗ってきてくれたのでニヤニヤ。
ナルトが乗ってるからしょう油っぽいのだが、ニンニク入れるならトンコツだよなー。というのが話のメインでした。お隣の方は九州育ちなのでトンコツしかない、と言っておられました。